テキストサイズ

レンタル彼氏。~あなたがいるだけで~

第4章 逆らえない恋心

 ちなみに、附属小学校は中学・高校・大学とは少し離れているので、女坂を利用する必要はあまりないのだ。
「美奈、あのときのことを憶えてるか?」
「あのとき?」
 美奈恵は首をひねった。
「あのときと言われても、色々あったから、どの〝あのとき〟かは思い出せないわ」
「まあ、俺たちの付き合いも半端じゃなく長いからな」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ