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レンタル彼氏。~あなたがいるだけで~

第4章 逆らえない恋心

 美奈恵が首を振ると、真ん中のお下げ髪の子がスマホを出し、三人は剛史と一緒にパチリと写真に納まった。
 女子高生たちは歓声を上げながら何度も礼を言って店を出ていった。
 その後から出ていこうとした剛史がふと歩みを止めた。レジ脇に小さなガラスケースがが置いてあり、中には指輪やネックレスが整然と並んでいた。
「美奈、これは?」
「もう良いわよ。オルゴールを買って貰ったんだもの」

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