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レンタル彼氏。~あなたがいるだけで~

第5章 別離、それとも~切な過ぎる夜に~

「美奈にとって過ちでも、俺にとってはそうじゃないんだ。俺はもう待つのも我慢するのもいやだ。お前は残酷だよ。ずっとお前だけ見つめてきた俺によりにもよって契約結婚なんか持ちかけてきた」
 剛史は呟き、紐を押さえていた美奈恵の手をいともあっさりとはね除けた。するすると紐が解かれ、前を一杯にひろげられる。
「止めてよ。何するつもり」
「男と女がベッドでやることは決まってるだろ」

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