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レンタル彼氏。~あなたがいるだけで~

第5章 別離、それとも~切な過ぎる夜に~

「裸でいろっていうの?」
「うん、そのとおり。せめて眼の保養だけでもさせて貰わないと」
 ご機嫌で頷く剛史に毒気を抜かれ、美奈恵は仕方なく一度着たローブをまた床に落とした。
 裸のままというのが何とも居心地が悪いが、我慢して冷蔵庫を開けた。
「何か呑む?」
「俺は良いよ。美奈は何か呑んだら?」

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