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レンタル彼氏。~あなたがいるだけで~

第5章 別離、それとも~切な過ぎる夜に~

 しばらく身体中にキスしていた彼が満足げに美奈恵の身体を眺めた。
「これでお前の身体中に俺の徴をつけた。しばらくはお前も浮気はできないぞ」
 見れば、美奈恵の白い膚にはまるで梅の花が咲いたように至るところ、鮮やかな吸い痕が刻まれていた。
「酷い。こんなに痕をつけて」
 美奈恵の眼に涙が盛り上がった。
「ああ、何でこれくらいで泣くんだよ。お前って、そんなに泣き虫だったか?」

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