テキストサイズ

レンタル彼氏。~あなたがいるだけで~

第5章 別離、それとも~切な過ぎる夜に~

「剛史が意地悪だからよ。痕はつけないでって頼んだのに」
 美奈恵の白い頬を涙の粒がころがった。
「判った、判ったから。謝るよ。これからは美奈恵が嫌がるようなことはしないから、だから泣くなよな」
 剛史は美奈恵の顔をしみじみと眺めた。
「これからは美奈を泣かせるようなことはしない。俺、本当に今、幸せなんだぜ。美奈をこうやって抱くのがずっと夢だったんだから」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ