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レンタル彼氏。~あなたがいるだけで~

第5章 別離、それとも~切な過ぎる夜に~

「何で泣く? 俺とこうなったことを後悔してる?」
 美奈恵は小さくかぶりを振った。
「幸せだからよ」
 剛史はそれについては納得はしていないといった表情だが、追及はしなかった。
 ややあって、美奈恵は思い切って口にした。
「剛史が私に惚れてるっていうか、好きって本当なの?」
「そんなことで嘘ついて、どうするんだよ」
「でも、何だか今も信じられなくて」

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