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レンタル彼氏。~あなたがいるだけで~

第1章 始まりはまるで最悪のドラマのように

「モテすぎるのが悪いのよ」
―ふん、男は惚れてる女だけ振り向かせられたら、それで良いんだよっ。
「それもそうね」
 美奈恵は同意し、早速、本題に入った。
「ところで、私の方も今日は冗談どころじゃないのよ」
 話をかいつまんで話すと、流石に剛史も返す言葉がないようだ。
「ねえ、引き受けて貰えない? こんなこと、剛ちゃんしか頼む男がいなくて」

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