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ニノの言葉に驚いて、カップを落としてしまった。

駆け寄ってきたニノは、俺の手をとり、水道水で手を冷やしてくれた。


「潤君、痛くない？大丈夫？」

「うん、大丈夫。ありがとう」

「潤君が怪我するなんて、俺悲しいもん」


ドキッ！！


ニノの優しい笑顔に、一瞬ドキッ！！としてしまった。


「ありがとう。入れ直すから待ってて」

「潤君コーヒー、もういいよ」


そう言いながら、俺の手を冷し続けた。


「ニノ、もう大丈夫だから」

「本当？ちゃんと薬つけてね！」


手を拭いてリビングへ行き、向かい合わせに座った。