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俺はここだよ

第22章 疑い・・・

智とニノと一緒に楽屋に向かった。
あの日、あらためて俺の事を松潤と信じてくれた智。
安心したような、なぜか少し残念なような、何だか胸がモヤモヤした感じ。

ニノは相変わらず智にベタベタしている。
俺に見せつけるかのように肩に手をまわす。

警戒がとけているはずなのに、智は何だか嫌がっているようにも見える。


3人で楽屋に入った。


「おはよう!!」


相葉君と俺の顔をした松潤がいた。
相葉君は俺に近付こうとはしない。
下を向いたまま、携帯を触っている。

俺から近付き、隣に座った。


「まー、体大丈夫か?」

「うん、大丈夫。心配させてごめんね」

「大丈夫なら、それでいいよ」


ふと目をやると、智と松潤、その向こうにニノが立っていた。
何だかそこだけ、空気がピンッ!とはりつめているように思えた。


何があったんだろう・・・


視線が気になり、見るとニノと目が合った。
意味深な笑みを浮かべている。
体に電気がはしり、慌てて目をそらした。

鼓動が激しくなる。
智が、みんながいるのに、体が熱くなっていく。


何で、こんな時に・・・

最低だな、俺。



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