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俺はここだよ

第25章 お・ま・け

「ねぇ、翔ちゃん・・・」

「なっ、何?」


振り返ると、ニノは俺の腕を掴んだ。
一瞬体が、ビクッとなった。


「翔ちゃん、おいで・・・」

「えっ・・・ちょっ、ちょっと・・・」


腕を引っ張られ、ベットの前まで連れられてきた。
肩に手を置き、強く押さえられ、ベットに座り込んだ。


「ニノ・・・
さっき無理にしないって言っただろ」

「言いましたよ。
でも万が一、翔ちゃんがその気になったら喜んで、とも言いましたよ」

「俺、何も言ってな・・・」

「そうですね、言ってないですよね。
でも翔ちゃん体・・・今がその時だよね」


唇が触れてしまいそうなくらい、顔を近付け囁く。
突然俺の胸に、手を置いた。


「翔ちゃんの心臓、凄くドキドキしてるよ。
それに耳も真っ赤っか。
嘘つけないんだから・・・可愛い!」


耳元で囁く。
手首を掴まれ、そのままゆっくりとベットに倒された。

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