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俺はここだよ

第25章 お・ま・け

「あのさぁ、昨日は迷惑かけて悪かったな」

「いいえ・・・
俺は潤くんに何もなけれ、それだけで充分ですよ」


ニコッと微笑むニノ。

・・・ドキッ!!


「お前さぁ、さっきなんと言うか、寂しそうな顔してたけど・・・どうした?」

「そんな顔してました?」

「あぁ・・・
昨日、先に病院から帰る時も、今朝みんなで食事をしている時も、同じ様な表情してたから・・・何かあったのか?」


うつ向くニノ。


「昨日、病院で潤君とまー君のあんな姿見たら俺、何だか辛くなっちゃって・・・」

「ニノ・・・」

「本気で諦めなければって思ったら、何か寂しくなってきちゃった」

「ごめん、ニノ。俺は・・・」

「わかってる。
まー君しか見えてないんでしょ」

「すまない、ニノ・・・」

「謝らないでください。
あの時潤君に抱いてもらった事は、俺にとって、いい思いでです」


あの時・・・

ニノの体・・・正直、凄くよかった。


「今でも思い出すと、ドキドキして、体がどんどん熱くなっていくんです」


ニノの息が荒くなっているように思えるのは俺の思い過ごしか?

あの時の事が頭をよぎった。


ヤバイッ!!

俺の・・・反応してきちゃったよ。



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