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「実は昨日・・・声、聞こえてました」

「昨日？・・・声？・・・あっ！！」

「凄く激しかったよね。
俺まで体が熱くなってきちゃってね。
だから潤君の顔を見たらまた・・・はぁ」


やっぱ聞こえてたんだ・・・超恥ずかしい。

えっ？・・・何ニノ、顔が紅くなってるよ。
息もやっぱ荒くなってるし。

ヤバイ！
何かスゲェ・・・色っぽく見えるんだけど。


「無理だとわかっているけど、もし潤君がよければ、また抱いてくれる？」

「それは・・・だな・・・」

「わかってる、無理には言わない。
潤君がその気になってくれたらでいいです」

「うん・・・」


そろそろ戻らないと俺・・・ヤバイ！


「じゃあ俺、部屋に戻るわ」

「うん・・・
１つお願いがあるけど、聞いてくれる？」

「聞けることなら」

「俺をギュッと抱き締めて下さい」

「えっ？！・・・そっ、それは・・・」


今そんな事したら、反応してる事、バレちゃうよ。


「抱き締めてくれるだけでいいんです」


ニノから俺に抱き付いてきた。


「あぁ、潤君の胸の中・・・
いい匂い、潤君の匂いだ・・・嬉しい。

・・・あれっ？！・・・潤君？」