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「本当にごめん・・・んっ」


腕を押さえつけられたまま、唇を塞がれた。
抵抗をしてみても、動かせない。

激しく舌を絡めてくるリーダー。
始めてじゃないのに、まーと何度もこういうキスをしてきたのに、体に力が入る。


「翔ちゃん、おいらとキスするのイヤ？」

「そんな事・・・ないよ」

「でも・・・絡めてくれないから・・・」


悲しそうなリーダー。


「ちょっと怖かったから。
さとしが許さないって言うから・・・」

「ごめん翔ちゃん。怖くしないからね。
いつもみたいに、優しくしてあげるからね」


抵抗したら、またリーダーを悲しませる事になる。
どうしよう、受け入れなくちゃ・・・


俺は翔君なんだ・・・翔君なんだ・・・

自分に何度も言い聞かせた。

言い聞かせていくうちに、体の力がすぅっと抜けていった。