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「再会」と呼べる「出会い」

第6章 気持ちの変化

「ミカ…飯?  …ぁあ」




なーーーーーっ!!!

『頭冷やしてくる』

ってこういう事だったのっ?!



「…引いた? だよな。
 けどこうでもしねーと
 自分を抑えらんねーっつーか

 クソ、半端になっちまったな」

優司くんはヘッドホンを隣に置くと
舌打ちしながら立ち上がり、
ズボンを上げた。


「あぁ、純情なミカは見るの初めて?」

「………」

声が出なかった私は、
取りあえず頷いて返した。

映画で“そういう”シーンは
何度か見たことあるけど……



AVそのものは初めて見た。



テレビ画面いっぱいに肌色が…
え え 何人いるの??
どうなってるの??
アソコが丸見えで     


わーーーーーーーーーっ!!!




しかも無修正。


 

「あー、少しは勉強になるかも」


勉強っ?!!はいっ?!!!



「おいで、ミカ」

優司くんは固まって動けなくなった
私の手をひいた。

「…」

隣に座らせて、肩を抱き寄せてくる。

イヤイヤイヤイヤイヤ…


ぐいっ…

「ホラ」


「わ」

下を向いた私の頭を
優司くんが両手で正面に向ける。


「目ぇ開けて」

無理いーーっ!!

 


…ちゅ




「?」


「見ないと、ヤるよ」



…ーーーーーー!?、?!


きっ    危険だ!!






「優司くんっ!ご飯出来たよ!!」

「飯よりこっち」



優司くんの手が私の手を導く。



…人参ですか?


「ミカに挿れらんねーなら
 せめてミカの手でイかしてよ」



ひょえっ!!


「え え えっ?!」



「ホラ、あーやって」



うん、成る程…



じゃないっ!!

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