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「再会」と呼べる「出会い」

第1章 苦過ぎた初体験

優司くんの家があるみどり町は
学校から橋を渡ってすぐ。

私達はスーパーに寄って
食材を買い出した。

「お肉はどうしよ…
 文化祭の時は挽き肉だったけど」

文化祭のリベンジなら
同じにした方がいいよね。

「任せる」

カゴを持った優司くんは終始笑顔。

そっか
二人で買い物とか、
これって完璧デートだよね

世のカップルはみんな
こんな感じなんだ…


…!!
なんだかんだで
わたし 浮かれてる…!!


「文化祭と同じのにしようねっ!」

浮かれてる事が
顔に出るのを押さえたくて
私は無理矢理笑顔を作る。

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