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「再会」と呼べる「出会い」

第12章  イカ祭りの誘惑

「次朗っお前まだやってたのか??」

「え え??」 

まだって…
百年前からやってるんスか?!

「名を変え手を変え?
 これが一番稼げるからさ
 兄さんは読んだ事ない
 ジャンルだろうから
 気付かなかったでしょ?」

話しながらも手は止まらない。


「私達もこれで大きくして
 貰ったようなものだからね。
 勉強になるかもよ?
 読んでみたら」

マスターが薦めた…。






なんだろ…



パラパラと、ページを捲る。




『白い肢体から流れ落ちる蜜を…』





…?!!!!!!!!!





ハーーーードすぎるっ!!!




やべ




「俺には刺激が強過ぎますっ!!」

俺は本を閉じた。
中身はゴテゴテドロドロの官能小説だ。
しかも淫魔が書いた…

ドエライ箔が付いている。



「いっといで、トイレ。
 反応するのは
 健康な証拠だよ、リョウちゃん。

 …手伝おっか?」


「やめなさいっ!!」
「結構ですっ!!」

また、隠土先生と声が被った。



…しかしながら
なっちまったもんはどうしようもなく

…つーか全然おさまらねぇ…!


俺は“処理”する事にした…。

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