「再会」と呼べる「出会い」
第1章 苦過ぎた初体験
文上のバス停で降りる。
ここから自宅までは徒歩で五分位
…なんか
まだ帰りたくないな
帰っても今日は誰もいないし…
今は一人になりたくない
だって、アレコレ考えちゃうもん…
一人で悶々したくないよ
優司くんに
用事があるって言ったのも
嘘だし…
ぼんやり立っていると
メールの着信音が鳴った。
「ヤマちゃん…」
『今 何してるの?
ミッチと二人で
これから新しく出来た
アイス屋さんに行くんだけど
ミカも来ない?』
行く…!
ラーメン食べた後で
何かサッパリしたものが欲しかったし、
何より今、一人ではいたくない。
私はすぐに返事を返すと
バス時間を確認した。
「よっ!どっか行くのか?
あー、そっか、
彼氏の所だろ」
ふいに話しかけられ、
ドキリとする。
「リョウくん…
違うよ
ヤマちゃんとミッチと
アイス食べに行くの」
「あ!例の、新しく出来た所か?」
「そうだよ
リョウくんはもう行った?
アイス、好きだよね」
「まだ。
いーな、俺も行きてー。
そっち方面に行くから、
帰りに寄ってみっかな」
「じゃ、リョウくんもバス?」
「いや
俺は走ってく。
…鍛えねーと」
リョウクンは基本的に
どこに行く時も
交通手段は自分の足だ。
自転車すら、使わない。
バスで20分かかる学校も
走って通っている。
「…最近、
朝と夜のランニング距離、
伸ばしてるって聞いたよ。
体力作りとか、前にも増して
頑張ってるみたいだけど、
何か大会でもあるの?」
「あー、まぁな…。」
リョウ君の表情が少し曇った。
それを振り払うように
「そういや、優司先輩とは
うまくいってんの?」
リョウ君は話題を変えた。
「え …まぁ」
迫られて逃げてきた、
とは、リョウくんには何だか
言い辛いよ。
「ふーん
まぁ、無理すんなよ
嫌な事はハッキリ言うんだぞ。
お前いつも流されるばっかだから」
「…言ってるよ 大丈夫
私も流されるばかりじゃないって」
…まぁ、嘘では、ないよね。
ここから自宅までは徒歩で五分位
…なんか
まだ帰りたくないな
帰っても今日は誰もいないし…
今は一人になりたくない
だって、アレコレ考えちゃうもん…
一人で悶々したくないよ
優司くんに
用事があるって言ったのも
嘘だし…
ぼんやり立っていると
メールの着信音が鳴った。
「ヤマちゃん…」
『今 何してるの?
ミッチと二人で
これから新しく出来た
アイス屋さんに行くんだけど
ミカも来ない?』
行く…!
ラーメン食べた後で
何かサッパリしたものが欲しかったし、
何より今、一人ではいたくない。
私はすぐに返事を返すと
バス時間を確認した。
「よっ!どっか行くのか?
あー、そっか、
彼氏の所だろ」
ふいに話しかけられ、
ドキリとする。
「リョウくん…
違うよ
ヤマちゃんとミッチと
アイス食べに行くの」
「あ!例の、新しく出来た所か?」
「そうだよ
リョウくんはもう行った?
アイス、好きだよね」
「まだ。
いーな、俺も行きてー。
そっち方面に行くから、
帰りに寄ってみっかな」
「じゃ、リョウくんもバス?」
「いや
俺は走ってく。
…鍛えねーと」
リョウクンは基本的に
どこに行く時も
交通手段は自分の足だ。
自転車すら、使わない。
バスで20分かかる学校も
走って通っている。
「…最近、
朝と夜のランニング距離、
伸ばしてるって聞いたよ。
体力作りとか、前にも増して
頑張ってるみたいだけど、
何か大会でもあるの?」
「あー、まぁな…。」
リョウ君の表情が少し曇った。
それを振り払うように
「そういや、優司先輩とは
うまくいってんの?」
リョウ君は話題を変えた。
「え …まぁ」
迫られて逃げてきた、
とは、リョウくんには何だか
言い辛いよ。
「ふーん
まぁ、無理すんなよ
嫌な事はハッキリ言うんだぞ。
お前いつも流されるばっかだから」
「…言ってるよ 大丈夫
私も流されるばかりじゃないって」
…まぁ、嘘では、ないよね。