「再会」と呼べる「出会い」
第13章 ごめんなさいじゃ足りない
「あーもう 危なっかしいなぁ
貸して」
「私だって!
こういう事、
出来るようになりたいんです!」
「鈍くさい君はケガするだけだって
こういうのは俺に任せて」
「また鈍くさいって言ったぁ!」
「はは 禁句だっけ?」
楽しそうな男女の声
…どこかで聞いた事あるな
「月ちゃん!」
え
わたし?
女の子の声が 私を呼んだ。
「何してるの?」
「巣箱を作っているんです
小鳥のヒナが、
よく木から落ちて来ちゃうので」
「そうそう
何度戻してやっても駄目なんだよね
…いてっ!!」
「わ ちょ…カラスさん
大丈夫ですか?」
「やっちゃった…」
金槌で釘の代わりに
自分の指を叩いたらしい。
「ミズカに
鈍くさいとか言ってるからよ」
「だって事実だし ねぇ」
「もうっ!」
あれ
勝手に口をついて出たけど
この女の子 ミズカ …?
「わざと怒らせてるわよね」
「分かる?
怒った顔がまた可愛いんだよね」
「ふふふ
カラスはミズカのこと
本っ当に好きよね」
「月ちゃんっ…!」
「好きだよ」
「わ ぇっ …ん!」
わーお
見せ付けられちゃったよ
でもなんだろ…
見ていてすごく
あつたかい気持ちになれる。
貸して」
「私だって!
こういう事、
出来るようになりたいんです!」
「鈍くさい君はケガするだけだって
こういうのは俺に任せて」
「また鈍くさいって言ったぁ!」
「はは 禁句だっけ?」
楽しそうな男女の声
…どこかで聞いた事あるな
「月ちゃん!」
え
わたし?
女の子の声が 私を呼んだ。
「何してるの?」
「巣箱を作っているんです
小鳥のヒナが、
よく木から落ちて来ちゃうので」
「そうそう
何度戻してやっても駄目なんだよね
…いてっ!!」
「わ ちょ…カラスさん
大丈夫ですか?」
「やっちゃった…」
金槌で釘の代わりに
自分の指を叩いたらしい。
「ミズカに
鈍くさいとか言ってるからよ」
「だって事実だし ねぇ」
「もうっ!」
あれ
勝手に口をついて出たけど
この女の子 ミズカ …?
「わざと怒らせてるわよね」
「分かる?
怒った顔がまた可愛いんだよね」
「ふふふ
カラスはミズカのこと
本っ当に好きよね」
「月ちゃんっ…!」
「好きだよ」
「わ ぇっ …ん!」
わーお
見せ付けられちゃったよ
でもなんだろ…
見ていてすごく
あつたかい気持ちになれる。