「再会」と呼べる「出会い」
第14章 最強の彼女
「月子の記憶を戻せば
そこまでって事になるけどね
…案外 それは早く来るかも」
「?
神鳥に何かあったのか?」
「言われたんだよねー…
“次朗君が好きなのは
私じゃないでしょ?”
…って なんだろね
うっすら思い出して来たのかな」
“次朗君が好きなのは
私じゃないでしょ?”
「…って次朗さん
神鳥に好きだって言ったんスか?!」
香田が眉間に皺を寄せる。
「最初 様子見ね
被せるように拒否られたけど
で、その後に“私じゃないでしょ”
気になるよね
じゃあ誰だか分かるかって聞いたら
“ミカ先輩”
…ハァ」
次朗は大きく溜め息をついた。
神鳥には 分かるのか?
…じゃあ 俺のこと は?
“会ったことがあるかもしれない”
それだけなのか?
「なんかすげぇ心強いっスね
神鳥には早く記憶を戻して欲しいな」
香田がそう言って俺を見た。
「…そうだな
前世ではカラスとミズカの
仲を取り持ってくれたんだ
二人が心を通わせる
キッカケを作ったのが月子だった」
また
もしかしたら
そうなるかもしれない。
不思議と予感がした。
「じゃ」
次朗はそれに対して何も言うことなく
準備室を出て行った。
「隠土先生
神鳥さんとはその後?」
「何も」
けんちん汁のレシピを渡して
そのままになっている。
作ってはみたのかな…?
「部活、入ってくれるといいッスね」
「そうなれば
キッカケになりますもんね」
「まぁ …だな」
だよなぁ。
神鳥のクラスの授業は週に二度あるが
それ以外で言葉をかわす事は
出来ないのが今の現状だった。
*…*…*…*…*…*…*
そこまでって事になるけどね
…案外 それは早く来るかも」
「?
神鳥に何かあったのか?」
「言われたんだよねー…
“次朗君が好きなのは
私じゃないでしょ?”
…って なんだろね
うっすら思い出して来たのかな」
“次朗君が好きなのは
私じゃないでしょ?”
「…って次朗さん
神鳥に好きだって言ったんスか?!」
香田が眉間に皺を寄せる。
「最初 様子見ね
被せるように拒否られたけど
で、その後に“私じゃないでしょ”
気になるよね
じゃあ誰だか分かるかって聞いたら
“ミカ先輩”
…ハァ」
次朗は大きく溜め息をついた。
神鳥には 分かるのか?
…じゃあ 俺のこと は?
“会ったことがあるかもしれない”
それだけなのか?
「なんかすげぇ心強いっスね
神鳥には早く記憶を戻して欲しいな」
香田がそう言って俺を見た。
「…そうだな
前世ではカラスとミズカの
仲を取り持ってくれたんだ
二人が心を通わせる
キッカケを作ったのが月子だった」
また
もしかしたら
そうなるかもしれない。
不思議と予感がした。
「じゃ」
次朗はそれに対して何も言うことなく
準備室を出て行った。
「隠土先生
神鳥さんとはその後?」
「何も」
けんちん汁のレシピを渡して
そのままになっている。
作ってはみたのかな…?
「部活、入ってくれるといいッスね」
「そうなれば
キッカケになりますもんね」
「まぁ …だな」
だよなぁ。
神鳥のクラスの授業は週に二度あるが
それ以外で言葉をかわす事は
出来ないのが今の現状だった。
*…*…*…*…*…*…*