「再会」と呼べる「出会い」
第14章 最強の彼女
今日は午後から新入生歓迎会がある。
そこでは、今まで準備を進めてきた
部発表が行われる。
のに
「ミカティ ほんとに大丈夫?」
「え 何が?」
「全然ご飯進んでないじゃん
もしかしてどこか具合悪い?」
「全然 大丈夫だよ
いただきまーす」
…なーんて言ったものの
なんでかな 味が全然しないよ。
煮物、朝味見した時は
美味しく出来ていたのに。
「美味しい」
とりあえず 笑う
嘘でも 笑う
そんな精一杯作った笑顔は
むしろ痛々しく見えたかもしれない。
山ちゃんとミッチが
顔を見合わせて頷いた。
「…次朗君の事」
まず山ちゃんが重く口を開く。
「え あー…やっぱりねって
感じだったよね
ってか スッゴいお似合いだし
良かったよね」
山ちゃんの言葉をかき消すように
発したものの
自分の心が凍っているのが分かった。
凍りついて
うまく感情が働かない。
辛い とか 悲しい とか
どこにいっちゃったんだろう。
「無理しないで」
ミッチが心配そうに見つめる。
「一緒にいるところ見てれば
なんとなく分かるよ
ミカティ 次朗君のこと…」
「ないないない!!
…あんないい加減なひと」
いい加減?
ふざけてる?
「それはないから!」
もう 駄目だ。 あたしだめだ。
そこでは、今まで準備を進めてきた
部発表が行われる。
のに
「ミカティ ほんとに大丈夫?」
「え 何が?」
「全然ご飯進んでないじゃん
もしかしてどこか具合悪い?」
「全然 大丈夫だよ
いただきまーす」
…なーんて言ったものの
なんでかな 味が全然しないよ。
煮物、朝味見した時は
美味しく出来ていたのに。
「美味しい」
とりあえず 笑う
嘘でも 笑う
そんな精一杯作った笑顔は
むしろ痛々しく見えたかもしれない。
山ちゃんとミッチが
顔を見合わせて頷いた。
「…次朗君の事」
まず山ちゃんが重く口を開く。
「え あー…やっぱりねって
感じだったよね
ってか スッゴいお似合いだし
良かったよね」
山ちゃんの言葉をかき消すように
発したものの
自分の心が凍っているのが分かった。
凍りついて
うまく感情が働かない。
辛い とか 悲しい とか
どこにいっちゃったんだろう。
「無理しないで」
ミッチが心配そうに見つめる。
「一緒にいるところ見てれば
なんとなく分かるよ
ミカティ 次朗君のこと…」
「ないないない!!
…あんないい加減なひと」
いい加減?
ふざけてる?
「それはないから!」
もう 駄目だ。 あたしだめだ。