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「再会」と呼べる「出会い」

第14章 最強の彼女

彼は小屋の入り口を凝視している。

私は背中を向けているし
押さえつけられているので
何が起きているのか見えない。

「さーむーいーっ!
 アタシもう出る!先行くわ
 … ね」


こちらに歩いてきた
エミの表情も固まった。


「は ?何コレ」





一体 何を見たのだろう。




…パリパリパリ





そんな音が聞こえてきたと思うと
私に見える範囲の壁が、床が

凍ってきた。

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