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「再会」と呼べる「出会い」

第1章 苦過ぎた初体験

「わざと?」

「ちっちがうよ!!」

自分でもどうかしてると思う。
けど今のは 身体が勝手に…。

「ごめん
 先生とのお別れが寂しくて
 …なんか動揺しちゃってたかも」

私 人のせいにするのがうまい…

「あー
 金井先生 料理部の顧問か」

「そう…」

「残念だったな」

「うん」


「今日は…」



ドクッ…




「うちで飯食おうぜ。
 なんか作ってよ。
 ミカの手料理食いてぇ…」

見つめてくる目が熱い

「えっっ と」

「ここ数日
 ロクなもん食ってねーからさ
 な 頼む」

だから拝まないで…


気づけばギャラリーが…
見世物じゃないってば

「ゆーじ、
 もう尻にしかれてんの?」

「浮気かー?
 佐伯ぃ 
 慰謝料がっぽり取れーっ」

名前も知らない男子がはやす…

「るせーっ!」

優司くんが笑いながら返した。
…あぁ あの時の
優司くんの友達か……

「な ミカ様お願いっ」

ついに“様”ですか…

揺らぐな自分…!!
家に二人っきりはまずいって!!

「今日さ お袋が熱出して
 寝込んでんのよ」


……       



 はい?



「栄養あるもん食わしてぇけど
 俺 なんも作れねーし」




……!!?



「…お医者さんは?」

「医者嫌いだから…
 まぁ いつも寝て治してるし
 心配いらねーと思うけど
 …ミカ??」

「行くよ 優司くん!」

私は階段上の優司くんを急かした。







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