無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

例のスーパーに入り
手早くカゴに食料を詰める。
あの家の冷蔵庫に
期待しちゃいけない。
…あと　スポーツドリンク
熱があるなら　水分とらなきゃ。

…

「優司くん
　あといるものは？
　お米は？」

「…ぁあ　米はある
　そん位でいいんじゃね？」


支払いを済ませると
早足で優司くんちに向かった。

「ミカ…」

「お邪魔します
　台所借りるね」



お米をとぎ、冷蔵庫を開ける。
よそ様の冷蔵庫を無断で開けるとは
私も大胆になったなぁ…

相変わらず
お酒がびっちり、卵が少しと
…ソーセージ。



買って来た物、
冷蔵庫の中にあった物を駆使し
保存できそうなおかずを
何品か作った。

今食べる分以外は
お皿に入れ、ラップをかけて冷蔵庫へ。
保存容器は残念ながら無かった。
あると便利なのにな。

最後に出来上がったおかゆに
卵を加えて混ぜる。
ネギを散らして…


「…すげぇ」

「これ、お母さんに持っていって
　お口に合えば良いけど」

「ありがと　ミカ！！」



……



使った調理器具を洗う。

…二人きりじゃないんだし大丈夫。



大丈夫…