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「再会」と呼べる「出会い」

第15章 そして繋がる

「あれから丁度百年だから
 121歳かな」

ひゃ…


「おじいちゃんだね」

「玄孫もいるよ」

「え ほんとに?!」

玄孫?!凄い!!


「君にとっても玄孫だよ」

「え 私?」





「君はミズカの生まれ変わり」




ド…ク



心臓が大きく弾んだ気がした。



「思い… 出さないよね
 流石に無理か」

ドクン… ドクン…


「ミズ カ…」





頭の中でドアが開く。




   やっとここから出れた


「…」





「また 泣いてる」


頭の中が 胸が

いっぱいになった。



「カラスさんっ…!!」

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