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「再会」と呼べる「出会い」

第16章 それは襲い来るもの

あーーーーー
クソ痛ぇ…

あのクソババァ
一体何なんだよ!!
ババァはババァらしく
大人しくしてろっての!!


…次は絶対ぶっ殺す!
骨も残らねぇ位
バラバラに吹き飛ばしてやる!!




「焦げ臭いと思ったら
 お前か
 なんだ?
 焼き魚にでもなったのか?」

「うっせー
 見るんじゃねぇよ!」


クローアが背後から
俺を覗き込んだ。

てめぇの獣臭さよりゃぁ
マシなんだよ!


「失敗に終わったそうだな
 お前は調子に乗りすぎるから」

「やかましいっつってんだろ?!」


あーーー  イライラする。



「私なら確実に仕留める」


「言うじゃなぇか
 …どうだかなぁ
 お前こそ調子に乗るタイプだろ?」


「私は貴様よりは冷静だ
 セラダワ」



どうだかねぇ

「私なら確実に
 御前に首を捧げることが出来る」


「…お手並み拝見してやるよ
 ま 運 もあると思うからな
 問題は誰がアレの側にいるか
 だ」

「誰がいようと関係ない」



どうだか…
獣って火が苦手なんだろ?
あのババァに当たったらお前
尻尾巻いて逃げるんじゃね?

…ま それも一興。


「クローーーアさん!
 やる気があって
 アタクシとても嬉しいです!!」


出た
うるせーの。




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