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「再会」と呼べる「出会い」

第18章 冷 え

縁側の柱に身体を預け
次郎は星を眺めていた。

「空だけは変わんないね」



ど どうした…?!


「佐伯と何かあったのか?
 ミズカの記憶も戻って
 うまくやってるもんだと
 思ってたけど…」


「抱いたよ」


「あ あぁ  …
 ちゃんと避妊しただろうな?」

「必要ないもん
 俺繁殖力ないから
 兄さんこそ気をつけなよ」

「いや 俺は …」



神鳥の唇の感触が蘇り、一瞬焦る。



っていうか“抱いた”って。
だったらなんで
そんなに落ち込んでるんだ?
両思いなのに。


「兄さん」

「なんだ?」




「死ぬのが怖い」






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