「再会」と呼べる「出会い」
第1章 苦過ぎた初体験
今から10分ほど前
私は早速、教えてもらった
優司先輩の番号に電話した。
「早速電話くれたんだ
すげー嬉しい!
待ち切れなくなったとか?
待ってな、用事すんだらすぐ行くから」
「…あの、そうじゃなくて
ちゃんとお話ししたいことがあって」
「えー何?…ちょっと待ってて
ワリィ、俺抜けるわ」
電話の向こうからガヤガヤ声が聞こえる。
その中の女の人らしい声が
「ユージいなくなるなんてつまんない!」
「どこいくのよ~っ」
甘ったるく優司先輩を引き止める。
私への告白は 一体何だったんだろ…
なんかムカついてきた
「仲イイ奴らで卒業祝い的な事やってて
ごめんな、うるさいだろ?」
「いえ 直接会ってきちんと伝えたい事が ありますので なるべく早い機会に
お会いできればありがたいのですが」
自分でも笑っちゃう位、
事務的にそう告げると
「怒ってる?
女の声がしたからもしかして妬いた?」
「いえ」
「…なんか、かわいい… 今どこ?」
「学校です」
「分かった すぐ行く
30分位で着くから
昇降口で待ってて」
…そして、その時間になった。
「あ、来たよ」
「…」
自転車に乗って彼は颯爽と現れた。
みんなが好きになるのは分かる。
…カッコイイ
って だめだめ!!
また流されちゃうっ!!
自転車を降りた優司先輩が
私に近づいてくる。
また、喉の奥に何か詰まってくるのを感じる
しっかりしなきゃ!
ちゃんと言わなきゃ
「…取り敢えず、どこか行く?」
「いえ」
よし、なんとか声は出るぞ
私は小さく深呼吸をした。
「あのっ 私、優司先輩とは
お付き合い出来ませんっ!!」
私は早速、教えてもらった
優司先輩の番号に電話した。
「早速電話くれたんだ
すげー嬉しい!
待ち切れなくなったとか?
待ってな、用事すんだらすぐ行くから」
「…あの、そうじゃなくて
ちゃんとお話ししたいことがあって」
「えー何?…ちょっと待ってて
ワリィ、俺抜けるわ」
電話の向こうからガヤガヤ声が聞こえる。
その中の女の人らしい声が
「ユージいなくなるなんてつまんない!」
「どこいくのよ~っ」
甘ったるく優司先輩を引き止める。
私への告白は 一体何だったんだろ…
なんかムカついてきた
「仲イイ奴らで卒業祝い的な事やってて
ごめんな、うるさいだろ?」
「いえ 直接会ってきちんと伝えたい事が ありますので なるべく早い機会に
お会いできればありがたいのですが」
自分でも笑っちゃう位、
事務的にそう告げると
「怒ってる?
女の声がしたからもしかして妬いた?」
「いえ」
「…なんか、かわいい… 今どこ?」
「学校です」
「分かった すぐ行く
30分位で着くから
昇降口で待ってて」
…そして、その時間になった。
「あ、来たよ」
「…」
自転車に乗って彼は颯爽と現れた。
みんなが好きになるのは分かる。
…カッコイイ
って だめだめ!!
また流されちゃうっ!!
自転車を降りた優司先輩が
私に近づいてくる。
また、喉の奥に何か詰まってくるのを感じる
しっかりしなきゃ!
ちゃんと言わなきゃ
「…取り敢えず、どこか行く?」
「いえ」
よし、なんとか声は出るぞ
私は小さく深呼吸をした。
「あのっ 私、優司先輩とは
お付き合い出来ませんっ!!」