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BL~中編・長編集2~

第1章 ~天使がくれた奇跡~

「おはよー、梓!!」

「梓君、おはよ。」

「あ、おはよう。」

次の日。 教室に向かう途中で、崇君達に会った。

「? なんか、甘い匂いがする。」

「あぁ・・・シュークリームじゃない?」

「シュークリーム?」

昨日作ったシュークリーム、二人に食べてもらおうと思って持ってきたんだ。

「うん。 昨日作って・・・よかったら、食べてもらおうかなって・・・」

「ほんと!?」

「じゃあ、さっそく食べようぜ。」

い、今から!?

まだ朝だし・・・朝から甘いもの食べても平気なのかな?

「とにかく、俺等の教室行こうか。」

「あ、うん。」

まぁ・・・二人がいいなら、いいか。

「「・・・・・」」

教室に入った瞬間、一気に静かになった。

ここ最近は毎回のことだから、もう慣れたけどね。

「早く早く!! 開けて開けて!!」

「え、あ・・・うん。」

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