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BL~中編・長編集2~

第3章 ~初恋は実らない~









「朔夜、昨日はありがとうな。 楽しかった。」

「ん? あぁ・・・俺も楽しかったよ。」

昨日の放課後・・・・敦志の彼女の誕生日プレゼントの買い物に付き合わされたわけだが・・・

結局、ネックレスにすることで落ち着いた。

「お前さ・・・いい加減、優柔不断なの直せよ。」

今簡単に言ったが、ネックレスに決まるまで、何時間もいろんな店を歩き回った。

それに付き合わされるこっちの身にもなってほしい。

「ははは。 それは無理だな~。」

いや、直せよ。 もう買い物に付き合いたくなくなる。

「とにかく、ありがとうな。」

「・・・あぁ。」

本当に嬉しそうに笑った敦志。

それは、こちらまで嬉しくなるような笑顔だった。

「あ、ヤバ。 次移動だった。」

「じゃ、また明日の朝な。」

明日は手合わせの約束をしている。

ふぅ・・・久しぶりに、本気でやろうかな・・・

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