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桜が咲くときに、君に愛の囁きを…

第3章 愛の囁き




『何…?醍亮…?』

「つっ………」


「沙羅を初めて見たとき、沙羅が桜の妖精しか見えなかった…」


「その背中の羽を俺が守りながら伸ばしてやりたくて…」


『?』


「あぁうん………」


「だっ…だから…」

『だから?』


サファァァ…

風が吹いた…

桜が全て散った…俺の告白を応援するように沙羅を包んだ…

沙羅を初めて見たときみたいに、桜の妖精に変わっていった…

「だから…」







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