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桜が咲くときに、君に愛の囁きを…

第3章 愛の囁き


次の日、俺は約束通り、沙羅に会いに行った…


コン、コン、コン


『どなた?』


「俺だよ…醍亮」


『醍亮ね!!入って!』


ガラガラ…

沙羅の病室は個室で薄く桃色のかかった壁に透明に刺繍で桜が書かれているカーテン、女の子らしい私物が置いてある。

窓からはあの小さな桜の木が全体見える

沙羅はここからあの小さな桜の木を窓越しで見ていたんだ…

『本当に来てくれたんだ!嬉しい!』

沙羅の笑顔は、あの小さな桜の木より鮮やかだった





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