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闇の王と光の騎士

第7章 地獄の門、開く

「西の都は革命軍を駆逐し、我らが魔族が制圧しました」

「そうか……ご苦労であった」

魔王はケルベロスの頭を撫でながら微笑む。

「次はいよいよ中央都市ですか?」

ゲレイロは問い掛ける。

「いや……あそこはまだいい。次の標的は死の湖だ」

「死の湖……ですか?」

「あそこのほとりには例の仙人ジジィが住んでるからな。まずはあのジジィを殺す。油断するなよ」

「はっ……」

人気ボーカリストは頭を下げ、早速死の湖へと向かう。

世界は確実に大戦へと突き進んでいた。

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