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闇の王と光の騎士

第7章 地獄の門、開く

「疑わしきは……消すっ!!」

問答無用で霧里は月夜野に飛び掛かった。

国王の飼う暗殺者と王立軍の存在感ゼロの兵士の戦いが始まる。


語り合いでは解決しないと諦めた月夜野は素早く魔術の構えをとる。

--が、間に合わない。

霧里は高くジャンプすると空中で捻りを加え、打ち下ろすような体勢で膝蹴りを落としてきた。

グチャっと柔らかいものが潰れたような嫌な音がする。

「ぶはっ!!」

もろに顔面にその空中飛び膝蹴りを喰らった月夜野は血を吹き出しながら吹っ飛ばされる。

鼻の骨、頬の骨が折れていた。


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