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闇の王と光の騎士

第7章 地獄の門、開く

「ふざけるなっ!! 人間は皆殺しだっ!!」

囲んでいた魔物たちは一斉に襲いかかろうと構えた。

その瞬間----

ビュンッと風を斬り、紫響の鞭がしなった。

「命が惜しくなかったらかかってきなさい……」

自分の置かれた立場など考えた様子もないくらいに不敵に笑った。

「この年増っ!!」

「今なんて言ったのっ!! この豚がっ!!」

紫響の鞭が鋭くしなり、年増発言の魔物、オークの首を打ち付ける。

「ぎゃあぁあっ!!」

全力でヒットさせたその一撃で魔物の首が跳ね飛んだ。

「次はどの子? 女王様の躾けが必要な子は?」

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