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闇の王と光の騎士

第7章 地獄の門、開く

謀反や反乱を起こすものを殺す。
その任務を受けたまあやだが、当然心に迷いがあった。

しかし今、迷ってる暇はなかった。

----なかなか成果を挙げられない場合は村人を一人づつ殺す。

今日、すまいる王の伝令から追加でそう脅されたからだ。

大切な村の人は絶対に犠牲に出来ない。

それだけまあやの村人への愛は深かった。

今対峙している相手が誰なのかは知らない。
しかし局長を襲撃しようとしていたのは間違いなかった。

(この人を犠牲にしてでも……村の皆さんは守るっ……!!)

まあやはブラッディ・マリアになりきることを覚悟していた。

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