闇の王と光の騎士
第7章 地獄の門、開く
蹴りをガードされた姿勢のまま、まあやは身体を回転させてもう片方の脚で更に蹴りを狙ってくる。
最初の蹴りは初めから囮。
ガードされてからの、次の一撃が初めから狙いだった。
「なっ!? クソッ!!」
アクロバティック且つトリッキーな動きに焦ったが、月影は素早くその蹴りもガードでかわした。
攻撃が失敗に終わったまあやは、脚を取られる前に素早くエスケープする。
クールで無口な二人はじっと黙って睨みあう。
(ただもんじゃないな、こいつ……)
女性の、しかもシスター相手と戸惑っていた月影だが、認識を改める。
なぜならブラッディ・マリアと名乗るこのシスターは、完全に殺意を持って挑んできていると肌で感じ取ったからだ。
最初の蹴りは初めから囮。
ガードされてからの、次の一撃が初めから狙いだった。
「なっ!? クソッ!!」
アクロバティック且つトリッキーな動きに焦ったが、月影は素早くその蹴りもガードでかわした。
攻撃が失敗に終わったまあやは、脚を取られる前に素早くエスケープする。
クールで無口な二人はじっと黙って睨みあう。
(ただもんじゃないな、こいつ……)
女性の、しかもシスター相手と戸惑っていた月影だが、認識を改める。
なぜならブラッディ・マリアと名乗るこのシスターは、完全に殺意を持って挑んできていると肌で感じ取ったからだ。