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闇の王と光の騎士

第7章 地獄の門、開く

父から譲り受けた銘包丁ダイナゴンを握り、窓をぶち破り室内に突入する。

「ジュ、ジュゼッペさんから離れてっ!!」
「わっ!?」
「えっ……?」

突然現れたゆきめに二人は言葉を失う。

空気を読めないゆきめはダイナゴンを握り締めて鼻息荒く紫響ににじり寄る。

「あら、あなたはこないだの処女丸出しの田舎娘じゃない?」

相手の正体がわかった紫響は薄笑いを浮かべる。

「あなたは一体何者なのっ!!」

「私はただの女王様よ? って田舎処女にはわからないか……」

説明を諦めた紫響は鞭を握って戦闘体勢にはいる。

早くも再戦した二人の女のバトルが開始される。

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