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闇の王と光の騎士

第7章 地獄の門、開く

「そ、そんなことっ……そうかな?」

「そうそう! いかにもすぐやられちゃいそうな雑魚キャラ!!」

せっかく一晩考えた口癖をディスられ、みぃみぃは涙目だ。

さすがに言い過ぎたかとメンバーは反省する。

「け、けどさ!! みぃみぃはすでに十分キャラ立ってるからっ!!」

「そう?」

「そうそう! こんなにお喋りな山賊、他にいねぇから!!」

「そっかぁ……主人公っぽい?」

「ぽいぽいっ!!」

仲間たちにおだてられ、単純なみぃみぃは気をよくする。


ちなみに灼熱の谷にはなんにも冒険の匂いがするものはなかった。

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