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闇の王と光の騎士

第11章 戦慄の国内浄化作戦

「ああ……話があってな……」

「はなし?」

軽く噴き出しながら顎でTOMの言葉を促す。

「あのさ……魔族と人間……共存って出来ねぇのかな?」

人狼の言葉にサタンは一瞬で怒りの表情に変わる。

「貴様はッ!! この間会ったときは人間に対する憎悪が出てきてようやく魔ともになったかと思えばッ!!」

「予想通りの反応、ありがとよ……けどさ」

「もう語るな……お前だけでなく魔族の価値が下がるっ!! やはりお前みたいな異端はここで殺しておくべきだな!!」

「まあ、待てよ」

普段は冷静な櫻啼よりTOMの方が落ち着いていた。

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