テキストサイズ

闇の王と光の騎士

第18章 暗部街の決闘

「はぁはぁはぁ……」

息を切らすももは将軍の周りには梁山泊構成員の血の海が広がっていた。

「流石は王立軍最強の男……やるな……」

将軍に片腕を斬り落とされた呂知尚が呟く。

梁山泊の幹部を一人でほぼ倒したももはの息は切れていたが、怪我は一つもなかった。

「言えッ!! 王凱はどこだ!!」

「んなこと言うわけねぇだろ? 梁山泊を舐めるなよ……」

血混じりの唾をももはに吐きつける。

「そうか……」

口を割らないのは暗部街の男たちの常だ。

ももははとどめを刺す為に巨斧を振り上げる。

その時だった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ