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闇の王と光の騎士

第18章 暗部街の決闘

窓ガラスが割れ、朱雀に乗ったシャルルとともこが飛び込んできた。

「なにッ!?」

飛び散るガラス破片を手で覆い、ももは将軍は驚く。

「朱雀に……白虎……」

「あれぇ? 王凱いないし!? ちくしょー!! 玄武じいさんの当たりかぁ!!」

聖獣らしからぬ威厳のないとぼけた口調で朱雀は悔しがる。

「おい、ちょっと待て!!」

そのまま飛び去ろうとした朱雀の背中からシャルルが飛び降りる。

「こいつは王立軍の将軍だ……ここで殺す!!」

白虎シャルルは獲物を狙う眼光でももはを睨んだ。

「俺はお前たちの敵ではない……」

ももはは誤解を解こうと斧を下ろして聖獣の前に片膝をつく。

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