テキストサイズ

闇の王と光の騎士

第18章 暗部街の決闘

「敵じゃないものが何故ともこに斧を振るったんだ?」

はなからももはの言い訳など聞く気がないシャルルは牙を剥いて怒鳴り付ける。

「おいおい……待てよ、白虎の旦那。こいつは確かに俺たちの敵じゃない。すまいる王や王凱を倒そうっていう----」
「お前は黙ってろッ!!」

朱雀を怒鳴り付けた白虎はゆっくりとももはの周囲を歩き始める。

「やめて!! シャルル!! 無駄な戦いはしないで!!」

ともこは悲痛な叫びをあげて朱雀から飛び降りる。
しかし今のシャルルにはそんなともこの叫びさえ届かない。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ