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その結果、暗部街は麻薬や人身売買などを行わず、歓楽街としてそのかたちを残すことになった。

とは言え暗部街の者たちはならず者。
放置しておけば必ず暗い影を色濃くする。

そのために警備部隊が常駐する形となっていた。


「ほら、あんたたち!!　あそこで路上にごみを捨ててる人がいるわよ!!　注意してきなさい!!」

浦上澪が指差して部下のヘッポコ集団に指示する。

「えー……それくらい見逃しましょうよ、親分」

「駄目!!　ああいうところから風紀は乱れるものなの!!　ほら早く!!」

蘇った澪は元ヘッポコ革命軍を集め、暗部街警備を引き受けていた。

とは言え澪以外は戦力としては使えない。

彼らに武術を教え、一人前にするのが今の澪の目標だった。

しかしそれにはまだずいぶんと時間が掛かりそうだったが。