テキストサイズ

闇の王と光の騎士

第21章 ~エピローグ 光の騎士~

「ただいま……帰ってきたわよ」

娘たちは愛くるしい笑みを浮かべてじゃれつき、男たちは尻を高く上げて屈む。

その中にボラウェイを見つけた紫響は思わず抱きつく。

「ボラウェイッ!! あなたも生き返ったのね!!」

「ンゴア!! ンゴア!!」

「シャーマラー!!」

「ズヌッチ!! ドンダラハ!!」

言葉は通じなくても気持ちは通じる。

村人も紫響も涙を浮かべていた。

「じゃあ今夜は寝かせないわよ!! 朝までお祭り!!」

紫響は勢いよくボラウェイの尻を叩く。

「アグチィ!!」

紫響に続いて村娘たちも鞭で男たちの尻を叩く。

未開の土地に男たちの声と打たれる音が響き渡っていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ