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闇の王と光の騎士

第21章 ~エピローグ 光の騎士~

「素敵な名前ですね……気に入りました……」

まあやはその紙を大切そうに受け取った。


北限の村の空には雲ひとつない青空が広がっており、平和を象徴するかのような小鳥の囀りが聞こえていた。

この国の闇を消し、光り輝く平和をもたらしたももはを人々は『光の騎士』と呼んだ。

しかしももはは自分一人が光の騎士だなんて思っていなかった。

この国を変えるために戦った全ての人物こそが光の騎士である、と。


教会の鐘が鳴り、鳥たちは飛び立つ。


暖かな光の中、真絢とみぃみぃは誓いのキスを交わした。

それを見詰めながらももははこの平和を永遠のものにすると改めて誓っていた。



闇の王と光の騎士  ~完~


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