闇の王と光の騎士
第5章 破滅のはじまり
よろけたその隙をまあやが見逃すはずがなかった。
「あなたにも神の御加護がありますように……」
そう言い残すとまあやはテレポートの術でその場から立ち去る。
「あっ!? 逃げるなっ!!」
一撃当てられてから逃走された霧里は八重歯を剥き出しにして吠える。
受けた一撃は取るに足らないダメージだが、心の残った鬱積はそれ以上に大きいものとなった。
「まあや……貴女は私が必ず殺してあげる……」
実力がほぼ同じの二人の戦いはこうしてわずかながらまあやの勝利で終わった。
「あなたにも神の御加護がありますように……」
そう言い残すとまあやはテレポートの術でその場から立ち去る。
「あっ!? 逃げるなっ!!」
一撃当てられてから逃走された霧里は八重歯を剥き出しにして吠える。
受けた一撃は取るに足らないダメージだが、心の残った鬱積はそれ以上に大きいものとなった。
「まあや……貴女は私が必ず殺してあげる……」
実力がほぼ同じの二人の戦いはこうしてわずかながらまあやの勝利で終わった。