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闇の王と光の騎士

第5章 破滅のはじまり

「俺たちはここで待ってるからお前だけで行ってこいよ?」

「なに馬鹿なこと言ってるんだ!! だいたいお前たちには夢が無さすぎる!! 揃いも揃ってむさ苦しい男ばっかだし!! やっぱり山賊団には可愛い女の子やら凄腕の料理人とか骸骨の音楽家とかも必要だよなぁ!! それから----」

大声で喋るみぃみぃの前に突如人影が現れる。

「きゃっ……だ、誰なのっ!?」

トラ猫を抱いた少女、ともこであった。

ともこは恐怖に震えた瞳でみぃみぃたちを見詰める。

「俺はみぃみぃ!! 山賊だ!!」

空気を読むということがないみぃみぃは元気よく自己紹介をする。

「さ……山賊っ!?」

しかし盗賊に襲われたばかりのともこにその自己紹介はあまりにもタイミングが悪すぎた。

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