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美智子「とにかく、あっ！！」

真宙「心読まないから」

美智子「…」


無理やり
手を繋がれた美智子
触れ合っているのに心を読まないなんて
無理な話で
美智子は何も考えないように
心を無にした


真宙「♪～」

美智子「何…鼻歌なんて歌って…」

真宙「言ったらまた美智子に怒られそう
だから言わない」

美智子「…」


そんな二人を離れた場所から
見ていた人物が
一人…


翔太「…」


翔太が見つめていた


真宙「ただいま」

美智子「はぁっ…今日も疲れ…！？」

真宙「…」

美智子「ちょっと何？」


家に入るなり
急に抱き着いてきた真宙
人に見られてないとはいえ恥ずかしくて
離れようと
必死に抵抗する美智子

だけど真宙は…


美智子「ちょっと…」

真宙「不安にさせてごめんね…」

美智子「…」