紫李那のライダー日記
第3章 next;日記×呟き
私がまだ五歳の頃
父と母が喧嘩して、父が母を殴ろうとして、それを庇って母の前に立ちはだかった私をも殴ろうとしたらしく
母はそれを庇って祖母の家に逃げて来ました。
祖母の家に連れて来られた理由が最初は良く分からず
ただ、母と父が“離ればなれ”になってしまいそうだったことだけは分かったようで
小さかった私はただ、駄目、嫌だなどと言ってそれを阻止したそうです
その時は、それで済んだんです
でもそれが母を苦しめてしまっていたとは
中学生になってから知りました